春分

昨日 小林と浅草に行った。

夕方になる少し前に参拝を済ませ、浅草寺の本堂の近くの松を囲む石に座って休んでいたら、どこからからともなくやって来た ぽよぽよしたおじーさんに

「もう。。春だね。。。」

と、笑いながら悟された。


こまやかに弾むような彼の歩き方は、地面や空気の柔らかさを想像させた。



春の神というと中世の西洋絵画にでてくるような かくも美しい堂々とした女神を考えていたが、
私たちにとっての春の神は庶民的で愛らしいマスコットみたいなものであった。




春の神が通りすぎた雰囲気に任せ、その後は 文章が「。」で終わることについてを二人で暫く考えた。